昨日はお休みをいただき、失礼いたしました。
「明日から5日連続で僕の誕生日です」
「ムンクが叫んでいる絵とゴッホがひまわっている絵を鑑賞しました」
「忙しいから朝のうちに夕飯を食べておこう」
「先生、みんなが僕のことを落ちこぼれ、落ちこぼれって言うんですけど、落ちこぼれっていつなんですか」
「筋金入りの針金」
暑さ寒さも非文まで
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Re: 暑さ寒さも非文まで
まるで毎日非文を発表し合うのが義務であるかのような按配になってしまい、決してそんなことはないのですが、でも一日たこ焼き村さんがお休みになると「あれ? お加減が悪いのかしら」と心配になるから不思議です。
「明日から5日連続で僕の誕生日です」が大いに気に入りました。
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Re: 暑さ寒さも非文まで
「エレベーターで青森まで行って来ました」
「一人で結婚すればいいじゃないか」 「今年はスペインに渡米します」 「ピアノ伴奏でアカペラを歌う」 「私なんかまだほんの重鎮です」
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Re: 暑さ寒さも非文まで
五つとも大笑い!
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Re: 暑さ寒さも非文まで
「このままでは去年から消費税率が上がってしまう」
「目が覚めるような抜群の寝心地です」 「あいつ気にくわないから、みんなでいちゃついてやろうぜ」 「人の恋路を邪魔するやつは犬に食われて馬を蹴る」 "Puedo acentuar correctámenté los adverbios terminados en -mente."
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Re: 暑さ寒さも非文まで
目が覚めるような寝心地の寝具で寝てみたい。
ついにスペイン語も登場しましたね。
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Re: 暑さ寒さも非文まで
ゆうさん、衰えない非文力に脱帽です。最近の作品では「足が速すぎて上半身が追いつかない」が大好きです。
ところで「琵琶湖の水を飲み干す」「今朝はクジラに襲われて遅刻しました」「あしたはフレンチトーストの下敷きになって遅刻します」は、はたして非文なのかなあ、と思いました。これらが非文だとすると「僕と総理大臣はシンちゃんタクちゃんと呼び合うマブダチだから、ひとつ大学でも作ろうかと思ってるんだ」も非文になるんでしょうか。「非文」と「ホラ」の境界がはっきりしませんね。 僕はそろそろアイディアが枯渇してきているので、今日はひとつだけ。 「我こそは初代征夷大将軍源頼朝が高祖父、源義家なり!」
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Re: 暑さ寒さも非文まで
たこ焼き村さんの鋭い批評に襟を正しました。たしかにただのホラ話になってしまいました。ご指摘を受けた三つの偽非文には取り消し線を引いておきました。
「我こそは――」はこれひとつで五つ分の価値がある非文です。 行きがかり上、平昌オリンピックが閉幕するまで毎日非文を五つ考案してみます。もしホラ話がまじっていたらご指摘くだされば幸いです。
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Re: 暑さ寒さも非文まで
ゆうさんの厳正な態度に敬意を表します。僕も自らハードルを上げてしまいました。
非文と非非文の境界は微妙なんですよね。「ピアノ伴奏でアカペラを歌う」が非文なのは、「アカペラ」が無伴奏の歌を意味するからですが、それを知らないと非文かどうかわかりません。 「エネルギーと運動量は等価である」とか「複素関数の孤立特異点を微分してやったぞ」とかいうのは、それぞれ物理と数学の知識がある人にとってのみ非文となります。いや、前者は非文じゃなくて「偽命題を述べている文」だな。えーと、深く考えはじめると非文が作れなくなりそうなので、このへんでやめておきます。 もう10年近く前になると思いますが、授業で学生さんたちに日本語の非文を考えて提出してもらったことがあります。そのうちのひとつ、「心配無用ですだよ」という非文が今でも忘れられません。 このように文末を破格にすることを許すと、簡単に非文が作れるんですよね。 「もうこうなったらやぶれかぶれでんがなまんがなだんべ」 「今日は比較的あったかたったかたかたった」 「ワンタンメンと餃子6個くださりまんぼー、おひやもくださりまんぼー」 「アイスが食べたいぴ」 「ケーキも食べたいぽ」 こんなふうにいくらでもできる。だから、非文の作り方としてはあまり上等ではない。しかし、なぜかこの「心配無用ですだよ」はそのような理屈を超えた破壊力を持って私たちに迫ってくるのです。
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Re: 暑さ寒さも非文まで
たこ焼き村さん:
非文と偽非文の境目はたしかに繊細微妙ですね。つきつめて考えると迷路にはまりこみそうです。 誰に頼まれたわけでもないのに毎日せっせと非文をこしらえてわかったのは、「てにをは」などのいわゆる助詞を入れかえれば誰でもたやすく作れることです。 「僕をボールは投げる」 一丁上がり! これは、いわば初級レベル。 たこ焼き村さんの胸に迫った文末を破格にする例も、終助詞に終助詞を重ねたり余計なことばを足すことによって成立するので同じ理窟ですね。「お釣りは五十円でございますです」という具合。しかしながら「心配無用ですだよ」には破壊力を感じます。以下のような文脈の場合はたちまち陳腐になります。 「あの人、いま、なんて言ったの?」 「『心配無用です』だよ」 平昌オリンピックにあわせて非文オリンピックを宣言してしまった行きがかり上、中級あるいは上級の非文をこしらえようと思いますですだよ。
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