回復力

歳をとることで弱ってきたのが「回復力」とでもいうべき力ですねえ。
最近はなるべく「二日続けて大きな裁判の予定を入れない」とか
「病院(検査もいろいろあるので疲れる)への通院の翌日に大きな裁判を
入れない」といったことを気をつけるようにはしているのですが、
それだとお財布が寂しくなるだけでなく、裁判所も予定が組めなくて大変、
といったことなどもあり、今月はなんだか無理をしているのです。
で、昨日、やっぱりそれは無謀だったと気づきました。

前日病院であれこれ検査をしたというのもあり、
それだけでも朝から相当へろへろしているのに
早朝から翻訳のチェックをして(最近はとにかく郵便事情が悪いから
昨日の公判のついでに別の部の翻訳を持っていって渡そうと思ったもんで
夜中に翻訳したのです←だめだろ)、
PCの具合が悪いので変なミスが出ていた(さすがに私のミスではない)のを
直して印字しなおしていたら時間が足りなくなり、
大急ぎで裁判所に行ったけどお昼を食べる時間ともう一度軽くその翻訳を
見直すくらいしか時間が取れず、しかも公判の前に行こうと思っていたのに
それは無理だとわかり、公判のあるほうの部に直行して(夕方まであるけど
もうひとつの部にまだ駆け込める時間に終わることを願いつつ)通訳を始めたら、
なんだかいつもより言葉が出るのが遅くて…慎重に訳していたら
どんどん疲れが出てきて、もっとへろへろになってきました。

昨日のは裁判長がどうしてもというので、「私はここには入れたくないんだけど」と
騒ぎつつも入れてしまった日程だったんですが、やはり無謀でした。

歳のせいかなあと思うんですが、それとは別に、
コロナに二度やられてそれぞれ3週間近く寝込んだことがあって、
どうもそれ以来疲れやすいんです。
むしろそっちがメインの原因だったりするかもしれませんね。

働き方改革とやらで前の病院が「手術はするけどもう外来患者の診断はしない」
ことになり、1年前に追い出されて、今回行った病院を紹介されたのですが、
駅からは近いし、内装もきれいだし、いい感じでした。
お医者様はちょっと早口のてきぱきした院長さんでした。私が診察室に入るなり
彼は知っているスペイン語のフレーズをいくつか言ってみたりして、
なんだかなごみました。(笑)
で、5種類くらい検査をしたけれど、全部問題ないと言われました。
次はまた1年後。(そこは、ですが。今月はほかにも通院がてんこもり。)
とりあえず「全部問題ない」数値が出てきたことには少しびっくりしつつも
ホッとしました。
そして、私の通院をえらく心配してくれている、昨日の弁護人の一人も
「問題なかった」と言ったら喜んでくれました。

まあ、でも、疲れるのは疲れたし、それで言葉が出にくいのではまずいので、
これからは「病院で検査した翌日に大きな裁判」ってのはやっぱりやめておこうと
思います。(汗)

若干いつもより被告人の声が聞きにくいのは私の体調のせいだろうかと思ったのですが、
弁護人も「彼はどうも声が小さい」と騒いでいましたし、
うちに帰ってから考えたら、単に(私が)耳垢がたまっていただけかもしれないなと
思ったのでした。大切な仕事の前にはちゃんと耳掃除もしておいたほうがよさそうです。

もっとも、昔行った耳鼻科では「耳垢は取らなくていい。せいぜい数か月に1回程度で
いいんだ」と力説され、そういうもんかい?と思ったのでしたが、
1週間後にもう一度行ったら、同じ医者に「なんで先週とってあげたのにまたこんなに
耳垢がたまっているんだ!若いからかな」と言われました。いや、たぶんですけど…
その医者より私のほうが若干年上ではないかと。(笑)
新陳代謝は子供のころからとてもいいので、まだそれが続いているのでしょうね。
いいんだか悪いんだか。

「もうひとつの部に出す翻訳」のほうは、5時になる直前に滑り込んで渡すことが
できました。セーフ♪
そこらじゅうの部から裁判所の人がゴミ箱を持って廊下に出てきていました。
そっか~、ごみ捨てをしてから帰るんですね。そのへんは普通の会社と同じですね。
(5時には帰れない書記官とか裁判官もそれぞれたくさんいるはずですが。)

長くなったのでついでに書くと。
最近、医療系のドラマを観ると必ずといっていいくらい頻繁に出てくるのが
「働き方改革の波が押し寄せ」という表現です。
働き方改革自体はいいことだとは思うんですが、おかげで病院は追い出されるわ、
どこも人手が足りないわ(少子化のせいでもある)、
郵便物はなかなか届かないわ、あまりいいことはないような気がしています。
  • でんでん
  • 2025/03/14 (Fri) 07:53:05

Re: 回復力

COVID-19に二度も罹患したのですね。この病は病状そのものよりも、治癒したあとの後遺症がつらく、しかも長引く点がが厄介だと聞きました。おそらくでんでんさんご本人が自覚する以上にお体が弱っているのだと思います。無理は禁物です。ご自愛ください。

人の声が聞きとりにくいという話、じつはわたくしも近年学生の声が聞きとりにくくなり困っています。特に左耳なのですが、小声の学生の発話は母音ばかりが聞こえて子音が聞きとれないので意味が通じない。baileがaireに聞こえたりするのです。「耳が遠くなりつつあって、迷惑をかけますが、もう少し大きい声で言ってくれますか」とお願いしても声量を上げてくれず。悲しい哉。
  • ゆう
  • 2025/03/14 (Fri) 10:35:28

Re: 回復力

今の若い人は自分の声量を調整することがうまくできない(人が多い)ようです。だから、静かにするべき場で大きい声でしゃべってしまったり、逆に授業中に小さい声でぼそぼそ発言して先生を困らせてしまう(本人に悪気はないのですが)、といったことがあちこちで起きている、と以前どこかで読みました。

人間は(少なくとも日本人は)歳を取ると高い声から聞き取りにくくなるそうです。
なので、年配者の男性が奥さんの話はよく聞こえないのに、同じ男性同士の友人の話だと
聞き取れたりして、奥さんが「私のことだけ無視する!きぃぃっ!!」と怒ったり
するのだとか。

私は合唱では子供のころからアルトなのですが、日本語でしゃべるときは高めの声。
そのせいか、母が最近、弟の話ばかり聞いて私の話は聞いてくれず、文句を言うと
「だって聞こえないんだもん」。そんな私もスペイン語でしゃべるときはもっと
低めの声になるので、今度からは母にはスペイン語で話そうかな?なんて思ったり
するのでした。(笑)

ところで、小声の学生ほど「後ろのほうの席に座りたがる」傾向があると昔から
感じているのですが、ゆうさんのところではどうですか?
そんな小声しか出ないんだったらもっと前に座れよ、と昔よく思ったものです。(笑)

逆に、通訳クラスで長年教えてきて、今までで一番声がでかかった人(女性)は
一番前に座っていたのでした(と今思い出しました)。
彼女だったら後ろでもじゅうぶん聞こえるのに。(笑)

以前は若いころからずっと平熱が36.5度で、8年ほど前から36.3度になりました。
どちらもその間はそれがずっと続いて、よほどのことがないと揺らがなかったのですが、
一度目に新型コロナらしきものに感染したときからはずっと平熱が36.7度。
ごく最近になってもう少し低い日も出てきましたが、もはや平熱そのものが
少し高いまま下がらないということに驚いています。
(コロナらしきものにかかったときは38度以上になったり、普通に「発熱」しましたが、
下がって「治った感じ」になってからも、平熱がやや高いままで…奇妙です。)
  • でんでん
  • 2025/03/15 (Sat) 21:13:15

Re: 回復力

小声の学生はなんと毎回最前列中央に陣取る優等生なのです。教壇の目の前なのでいちばん聞きとりやすい場所。にもかかわらず、最後列の学生たちの声はちゃんと聞き取れるのに、この学生の声は聞きとれない。お手上げでした。「耳が遠くなりつつあるせいでしょう、残念ながらどうしても聞きとれません。ごめんなさい」と謝るほかありませんでした。

平熱が高くなったのはCOVID-19の後遺症が疑われますね。
  • ゆう
  • 2025/03/16 (Sun) 14:56:19

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